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大阪のJazz Studio"K'z"のブログ
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 今日、胸を衝かれる思いをして家路をたどっておりました。

後ろから二、三度声をかけられてようやく気づき、振り向いたら、
ヨシコちゃんが立ってました。

去年のK'z便りに登場したあのヨシコちゃんです。

私が肩を落として歩いていたからでしょうか、
声をかけていいものか、ためらったのでしょう、
何とも微妙な表情です。

ご主人のご葬儀以来の出会いです。

閉店した飲み屋の前です。

気分が沈んでいたので、見知った顔に会えたうれしさに、
おくやみを言うのも忘れてしまいました。

彼女曰く、このお店を借りて今月末には、小料理店を開店するのだそうです。

料理を出すお店を持つのは、夢だったけれど、
ご主人の反対で今まではできなかったのだそうです。

昔なじみのぶしつけさで、彼女のこれからを心配してたのだと言うと、
それは何とかなるのだけれど、何もせずにテレビのお守りをして暮らすのは、
まだ早いから、やってみようと思ったとのことです。

今日一日のうちで、一番元気の出るうれしい知らせでした。

カウンター7席だけの小さいお店。
自分の手の届く範囲で堅実にやりたいと、しっかりとした考えです。

私の教えたレシピも『使わせてね〜!』と明るい声です。

うれしいな〜よかったな〜前向きだな〜!
応援するよ〜!!!

今日一番の出来事だと言う私に、
『そりゃよかった!俯いて歩いてたもんね〜!』と、
すべてお見通し。

ただ一つだけ困ったことが・・・

このお店は、我らB級グルメ隊員の贔屓にする“K村”と、
駐車場をはさんで、ま隣りに位置しているではありませんか!!!

この私の正直な告白に、ヨシコちゃん曰く、
『5回に一回はうちに来てね〜!』

こりゃ、今からなかなかの商売人!!!







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 当人にとっては必死でも、
他人からみればおかしいという話はよくありますね。

冬場になるとウイルス性の風邪や胃腸炎の話をよく耳にします。
先日、私も長々と風邪っぴきについてこぼしましたが、
多分この話もそれに類するものかと思います。

『いや〜、あんなん始めてやわ〜!』と、
おしゃべり特派員から以下の報告を受けました。

つい先日の寒い朝、我らが特派員、始発のバスに乗りました。
始発ということもあってか乗客はほんの数人。

バスは本来なら乗降客がなくて時間調整などの必要がない場合、
乗客の姿のみえない停留所には停車しません。
さっさと次を目指します。

ところがその朝、誰も待っていない公園そばの停留所に、
おしゃべり特派員の乗った始発バスが停車、
間髪を入れず自動ドアが開けられ、
運転手さんが飛び出して行かれました!!!
『お客さんすいません、ちょっと失礼しま〜す!!!』と叫びながら・・・
停留所のそばには公園併設のトイレがありました。

置き去りにされた数人の乗客はその勢いに呆気にとられ『???・・・』

居眠りしてた特派員は状況も把握できず、
自動ドアは開いたまま・・・寒いやんか〜!!!

待つ事暫し、
運転手さんトイレから小走りで戻って来られたそうです。
『スイマセン、失礼しました』の言葉とともに、
またまた間髪を入れずバスは発車。

『我慢できなかったのね・・・』

ワタクシもこれに類する覚えがあります。

始めて乗ったバス路線。
渋滞で動かぬ車列。
目的地まであとどれくらいかかるのかも分からず、
額には脂汗。

私もこの運転手さんと同じように、
公共施設があれば・・・とまわりをキョロキョロ、
その時、次は何とか図書館前と案内表示が!!!

図書館ならトイレがあるとばかりに飛び降りた私を待っていたのは、
扉を閉ざした休館日の図書館、キャ〜ッ!!!

しかし天は見捨てず!!!
幸いなことに、図書館の裏手にスーパーがありました。

人影もまばらなそのスーパーに駆け込んだワタクシ、
退出の際には、
感謝の印に萎びかけたおみかんを買わせていただきました。

その昔、モデルをしていた友人は遅刻の常習犯で、
我々が一緒に住んでいた頃、
仕事の時間になっても彼女が到着しないため、
いつもエージェントからかかってくる出発確認の電話に、
ワタクシが苦しい言い訳をしておりました。
(恐竜時代には携帯電話というような代物はなかったのです)

ある日、地方での撮影会への道中、
彼女は突然の腹痛に襲われて、
止むにやまれず、下車しました。
その電車にはお手洗いがついてなかったのだそうです。
さっぱりしてホームに戻り、時刻表を見ると、
つぎの電車は1時間後にしかありません。
さあ大変・・・
焦る思いとは裏腹に、
約束の時間をはるかに過ぎて到着はしたものの、
クライアントはすっかりご立腹、
おまけにそれまでの遅刻常習の行状が知れ渡っていて、
彼女の言い訳は鼻で笑われたそうです。
『すっかりオオカミ少女扱い!』だったとは彼女の弁です。

風邪と下痢はお友達。
やはりある冬の日、レッスン場にでかけようと駅への道を急ぐワタクシ。
尾籠な話でスイマセン。
大きなくしゃみが緩んだ下腹を直撃!!!
キャーッ、大変だぁ〜!!!

レッスン場へは一時間以上の道のり、
電車とバスを乗り換えて行かねばならぬ目的地に、
この最悪の状態では行けません!!!
今から自宅へ帰って着替えてからでは、
レッスン予約の時間には間に合いません。

またまた携帯のない時代、
公衆電話を探してやっとの思いで、
レッスンのキャンセルをお願いしましたが、
電話口でこの恥ずかしい状態の説明もならず、
急に調子が悪くなってと申しましたが、
その日はみんなが外出を渋るほどのほんとにものすご〜く寒い日だったので、
電話の向こうからは、どこが悪いんですか〜と、疑り深い声がかえってきました。

そんなこんなの経験から、
ワタクシは乗り物に乗る前には、神経質なくらいトイレに通い、
何かが起きても大丈夫なように必ず時間的な余裕をみて出かけます。

長距離電車の運転手さんは、
どうやってあんなに長時間トイレに行かずにいられるのでしょう?
長距離バスのように休憩所もないではありませんか?
水分取るのを控えるのかしら?

不思議です???

他人事ならば笑っていられるのですが・・・
非常事態ですよね!

冬の朝のトイレ騒動顛末で思い出しました。
 今朝の新聞を読んでいて、
脚本家の大石 静さんのコラムをみつけました。

『掃除が結ぶ信頼』という見出しがついていて、
今や演劇界で確固とした位置を占める二人の女性の、
出会いから30年に渉るその信頼関係の有り様が、
短い文章でいきいきと綴られていました。

お互い、
マイナー劇団の主演女優と下っ端女優として知り合った頃、
大言壮語する男性団員はいざとなると下働きはさぼるが、
この二人だけは3K仕事を厭わず、まじめに掃除をした・・・と。

その後、二人で劇団を旗揚げし、
紆余曲折を経た現在では、
お互いに女優になることはあきらめたが、
もと主演女優は劇作家・演出家として、
下っ端女優であった大石さんは脚本家として生きていて、
変わらぬ信頼感で結ばれている。

仕事における才能という点では、
もちろん敬意をだいているが、
お互いに対する掛け値なしの信頼がどこから来ているかというと、
それは多分、遠い昔、
掃除をさぼらなかったというところではないか・・・

『人が人を信じられるかどうかは、才能よりずっと手前にあると思う』
と書いておられます。

ほんとにそうだな〜と続きを書こうと思いつつ、
またまたコンコン咳と思考をも吹き飛ばす大くしゃみ、
だらだら鼻水攻撃に襲われて中断。
12月23日のことでした。

気付けばもう今日は、明けて2011年1月11日ではありませぬか!?
正月も早や過ぎ、今日は十日戎、いえいえ残り福の11日。
町には福笹を手に、道行く人が目につきます。

ブログの長い中断を、数少ない貴重なファンの皆様にお詫びします。

なあにぃ〜謝らなくてもいいって?
誰も期待してないからって?

ただの風邪と勝負して負け続け、年末年始を鬱々と過ごした私。
でもそれなりに、考える時間はたっぷりあったから、
それなりに又、書きますわよ!

つたない私のブログを読んで下さる皆さん、
本年もどうぞよろしくお願いします。
 風邪ひきとはこんなにしんどいものだったのか?

前夜からの咳で喉が痛がゆい、鼻水は止めどなく流れ、
身体がなんだかだる〜く重い。
いいお天気で暖かいくらいなのに、時々ぞぞっと寒気がする。
まだ熱はない。

ケイズ冬のイベント、クリスマスパーティーまでに
ねじ伏せてみせましょう!・・・と、
とっておきの荒療治を試みました。

(1)まず自分の体調がこれに耐えうるか冷静に判断する
・・・うむ、十分な栄養状態! 太り過ぎの声も・・・

(2)ぬるめの風呂につかり、ビールを飲む。

(3)追い炊きしてつかっている風呂の湯の温度を上げる。

(4)徐々に体温が上がってきて、汗が出始めるまで我慢。

(5)十分に体温が上がったら、風呂から出て身体を拭き、
Tシャツやパンツなどを何枚も着込む。

(6)スポーツドリンクを死ぬほど飲んで、解熱剤を服用、
暖めた布団にもぐりこみ、Tシャツがしぼれるほどの汗をかく。

(7)汗をかいたら、衣類を着替えまたスポーツドリンクを飲んで
汗をかく。

数年前まではこれを三回くらい繰り返すと熱が下がってすっきりした。

この方法はロードに出た時の、
ジャズピアニスト山下洋輔氏の風邪克服法。
彼の本で読んで試してみたら、若い頃は確かによく効いた!

しかし今回はちょっと様子が違って、
布団に入っても、一滴も汗が出て来ない!
熱は上がって39度!!!
こんなに水分とってるのに〜!!!
熱が体内にこもって、身体は熱いのに、
その間もざわざわ、ぞぞっと寒気がする!

ペットボトル一本半もお水飲んだよ〜!

ざわざわ、ぞぞっに悩まされながら数時間、
ようやく汗が出始めた。

しかしTシャツを濡らすほどではなく、
ほんのおしめり程度、
汗ではなくトイレに通うことしばしば。

熱は下がって37.8度。
さっぱり汗は出ず、トイレにお百度。

その間も、咳はコンコン、鼻水ドバドバ、
鼻が詰まって息ができない!・・・と、
作戦は失敗!!!

内科医の処方で抗生剤と消炎鎮痛剤投与し始めるが、
喉の炎症はひどくなる一方で、痛みで水も飲めなくなる。

薬のせいか、菌のせいか下痢がはじまる。

こりゃだめだ!と耳鼻科に駆け込むが、
大病院の耳鼻科は直接的な患部への治療をしてくれない!
痛い患部になんか塗ってくれよ〜!

咳と咽頭痛と下痢で、
遠くのかかりつけの音声医院まで行くパワーがないんだよ〜!

耳鼻科の処方薬は痛みを和らげたけど、
下剤をかけたような強烈な下痢を引き起こした。

飲んでも食べても、ちょっと動いてもダメ。
もう寝ているしかありません!

でもその処方のおかげか、菌が排出されてしまったのか、
薬を飲みきった五日目にして下痢は小休止。

ようやく寝たきりから、解放されました。

荒療治はもう止めます。

こんなにつらかったのに、痩せてないのは何故・・・?
 今日は、古くからの友人のご主人のご葬儀に参列しました。

11月初旬に、ばったりと駅前で『久しぶり〜!』と出会い、
立ち話でご主人の入院を知らされました。

病状は厳しいと聞いて、絶句しました。

近くに住んでいるにもかかわらず、
お互いの暮らしに接点がなく、
ここ十年近く、道すがらの立ち話しかしていませんでした。

『元気〜?またね〜!』が合い言葉。

便りのないのがよい便りとはよくいったものです。

彼女と出会ったのは、私がまだ駆け出しのSingetとして、
ライブハウスで歌い始めたころでした。

彼女は当時大阪ミナミで有名なJAZZ LIVEで、
ブッキングのお手伝いをしていたのです。
20才になっていなかったかもしれません。

尖ったマニアックなミュージシャンに囲まれながら、
若いのに独特のユーモアのセンスがあって、気が合いました。

当時そのLIVE HOUSEには海外からの来日ミュージシャンが、
アフターアワーでよく遊びに来ては、プレイしていました。

中には、相手かまわず女性に声をかける不心得者もいて、
ある日、大物プレイヤーのグループのドラマーが、
彼女につきまとっているのをみて、
『これは危ない!』月光仮面(古い!)と化した私は、
その白人ドラマーをシッ!、シッ!と追い払ったのでした。

その時の彼女の言葉が忘れられません。
『ツルカメ、鶴亀!』

大爆笑しました。

それから、彼女の実家のある町に私が転居することになり、
親しい付き合いがはじまりました。

あれから数十年、たがいに親になっても、
私にとっての彼女はいつまでも歳若い後輩の“ヨシコちゃん”のままです。

お葬式はきらいです。
できれば参列したくありません。

亡くなった方に哀悼の意を表するのに、
決まりきった形式に従う必要はないと思う部分もあります。

またそれとは別に最近では、
そういう悲しみの場に身を置きたくないという、
切実な思いがあります。

今や結婚式やお祝い事はまわりに少なくなり、
昔なじみの懐かしい顔に接するのは、お葬式・・・です。

何回か葬儀場でのセレモニーに参列するうちに、
不謹慎かもしれませんが、持ち前の批評家癖が頭をもたげ、
こういう葬儀はまっぴらだと思うようになりました。

今日もまず、
葬儀場の式典進行係のまるで節をつけたようなくさい語り!

普通にしゃべれんか!!!
気持ち悪いわ!!!

案内係のきれいなお姉さん、
無理やりまっすぐに反らした背中で、
両手を前に一文字に組んで、デパートガールのように一礼!!!
普通のお辞儀でええやんか!!!
心がこもってるように見えへんわ!!!

しかし、今まで参列したどの葬儀よりも
心を打たれたのは、喪主である“ヨシコちゃん”の長男の
あいさつでした。

親族があいさつのために並び、
チラホラと伝え聞いていた家族の近況を、
思い起こしつつ見ると、
眉をそって頭を刈り上げたヤンキー風の次男は、
喪主挨拶の間、涙を堪えきれず声を殺して泣いていました。

長男のあいさつ、
『本日はお忙しい中、ご参列いただきましてありがとうございます。
・・・・・あまり帰って来ない父でしたが・・・・・・・・・・
・・・・僕達もすっかりそれを受け継いでしまいました・・・・
・・・・皆様本当にありがとうございました。』

家庭内の諸事情を漏れ聞いていた友人、知人にはそれで十分でした。

これほど簡潔で雄弁な挨拶ははじめてです。

あちこちからすすり泣きが聞こえてきました。

ご主人はこうして送られて幸せな方だと思います。

ご冥福をお祈りします。





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自己紹介:
枇杷、桃、蓬はもう一生食べられないアレルギー体質の私。
アレルゲン山ほどの世の中で、
負けずに闘う
アレル(荒れる?)バスター、
ここにあり〜だぞ!!!
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