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大阪のJazz Studio"K'z"のブログ
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訃報が届きました。

発表会でも何度もお世話になった、
有名ライブハウスのオーナーが亡くなられました。

事故で意識不明のまま逝かれたそうです。

ご葬儀は家族葬だそうです。
ご冥福をお祈りします。

私が心配する必要などないかもしれませんが、
すべてお一人で采配をふっておられたオーナーが亡くなった場合、
何軒もの店はどうなる・・・
ブッキングはもう何ヶ月も先まで入っているだろうし・・・
うちのように発表会直前のグループもあったかもしれない・・・

そして、もし、これが自分の身に起きたらと、考えました。

私も彼と同じくワンマン経営といえば聞こえはよいですが、
すべて一人で取り仕切らざるをえない個人経営の自由業です。
特に今のように大勢を巻き込む発表会を控え、
すべての情報は私一人が握っている状況で、もし私が倒れたらどうなるか・・・

個人的なことは家族間で考えればよいことですが、
小なりといえど、ケイズとしての社会的な責任をどう果たすか・・・

あわててバカボンに電話しました。
以前私があるタレントの同じような状況下で、
意識のない当人に代わって仕事を取り仕切った時、
血縁でないということで、
大事な場面でシャットアウトされた苦い経験があったからです。
どんなに献身的であろうと、
家族以外には立ち入れない部分があります。

『もし私が急にいなくなった場合、君はこの業界を知らないから、
これはこの人、あれはこの人に相談を』と。
『そして皆さんに協力をお願いして、
かならずあんたが全責任もってやり終えるんだよ!』と。
バカボンはホイホイと,
しかしながら真面目に『大丈夫、まかしといて~』と請合いました。
母親の病気や家庭の崩壊など現実に経験してきているので、
この手の話は子供時代から幾度と無く聞かされていて、
間違っても冗談にしてしまえないということを、
彼は否応無く学んで来たのです。

最初に入院手術をしたときから、15年前の癌の手術にいたるまで、
術前に考える時間があったので、必ず遺書を書きました。
病院から生還できなかった時のため、子供も小さかったので、
始末はこの方に代理人を頼みなさいと指定して、
あとの経済的な処理までこまごまと書き置きました。
病の認識があったので、
残された者が途方にくれないようにと切実に思ったものです。
病気と闘っているときは、家族以外には目が向けられず
もしだめな場合の自分の身の始末ばかりを考えていました。

今まで沢山の方のご葬儀に参列した経験から、
形式的な葬儀は不必要とも思っていました。
私自身、母を見送って、
葬儀とは残された者の訣別のためのものだと理解できましたし、
自分の番が来たら、その必要はないなと。
まだ小さかったバカボンにも、折にふれ言って聞かせました。
葬儀は密葬、あとでみんなで飲んで歌って、
これでようやく楽になったね~と喜んで送ってねと。

幸いまだ生き延びていますが、
突然の不幸は誰にでも起こりえます。
一言の申し送りもできずに逝ってしまったら・・・

今日の訃報に接して一番に考えたのは、
病気と闘っていたときのような、
個人的な身の始末や家族への責任ではなく、
仕事をする人間としての責任の取り方でした。
それは多分に、バカボンも独り立ちして保護を必要としなくなり、
個人的に守るべき対象がなくなったせいかもしれません。

小規模ながらも、ここまで培ってきた人の輪の
大切な発表会を控えている今の時期だからこそ、
余計に身近にかんじられたのかもしれません。
 
そしてその輪を通じて、人間が自分一人で生きているのではないと、
沢山の人との係わり合いの中で生かされていると、
感謝できるようになったからかもしれません。

今日、訃報を伝えたメンバーに頼んでしまいました。
『もし、こんな場合、私がいなくなっても、必ず発表会はやってね』
彼女たちの返事は、
『う~ん・・・じゃあ、追悼コンサートにしてあげる・・・』でした!
よろしく、たのんだよ~!
 

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亡くなった母が、
阪神淡路大震災のとき、言ってました。
第二次世界大戦の時、空襲があっても逃げることはできた。
事前に空襲警報が発令されるし、防空壕の用意もできた、
難を避けて空襲のない田舎に疎開することもできた。
でも天災からは逃がれられない・・・と。

戦争を知らない私にもこの言葉は理解できました。

自衛しようにもできないこともある。

震災の年の7月に母は亡くなりました。
震災を生き延びたのに、病には負けたのです。

その五月、まだ復旧途上の神戸に、母と息子を連れて出かけました。
その人生のほとんどを暮らした神戸を母に見せておきたかったのです。
彼女が築いて、息子のために手放した小さなビルもここにありました。
通りを歩くと目につくのは、つぶれたビルのすぐ横で、
壊れたウインドウに板を貼って営業を再開している店。
町を行く人みんな背中に荷物を背負い、
瓦礫の中を歩くためにスポーツシューズでした。
母の思い出のビルはもう更地になってました。

波止場から、港内めぐりの遊覧船が航行を開始していて、
海から神戸を眺めました。
私の生まれ故郷は、自然に淘汰されて多くの犠牲を払った。
人の手によるものはことごとく破壊されたにもかかわらず
自然は厳然としてそこにある。
自然に生かされている我々は翻弄され、弾き飛ばされた。
でもまた立ち上がりよちよちと歩き始めてはいる。

そして今ここで孫とコーヒーを飲んでいる母
・・・医者からはあと一月と宣告されている・・・
母の姿もじきに消えてしまう。
当然、母を含め我々の生命も淘汰される自然の一部なのだから。

その時同時に私も癌の手術をひかえていて、
切除すれば90%の確率で治癒すると言われていました。
私が手術を終えて無事に帰宅できなければ、
母を見送ってやれる人間はいなかったのです。

神戸を訪れて2週間後、
母を入院させてすぐに私も入院、手術。
私は自衛に成功し、母を送ってやれました。

身近な人間の生死について思う時、
人は一時的に必ず哲学者になりますね。

あれから15年、人の手になるネオンの町に住む身としては、
ずっと哲学してる訳にもいかず、
自分と全く同じように、矮小ながら哲学者くずれでもある人々と、
日々交歓し、また渡り合い、
あと何年残ってるんだか知りようも無い人生を、
せっせと真面目に生きています。

人知の及ばぬ世界のことは別にして、
ちっぽけな人間世界で生きてゆくなら、
よりよく、賢明に、災いは避けて通る知恵を持ちたいものです。

まずは、
毎日の暮らしの中で自らを衛る知恵を養う努力を怠らぬこと、
最近はおばさんになって、経験という引き出しが増えたせいか、
これらが身にしみてよく分かるようになってきました。


 

K'zメンバーが帰宅途中にひったくりに遭いました。

昨年に続き今年もです!
去年の犯人は、その事件後しばらくして捕まったらしいです。
今年も早く捕まえて欲しいものです。

小柄な女性は狙われやすいのでしょうか?

日本の治安がよいのは誰もが認めるところです。
ニューヨークでは、K'zのツアー中にホテルのロビーで堂々と
メンバーのバッグを引ったくろうとした奴がいたくらいです!
幸いにも抵抗して盗まれなかったのですが、
大声を出しても、知らんぷりしてごった返すロビーを歩き去りました。

夜、女性が一人歩きしても恐くないのは日本くらいかと信じていましたが、
やはりそれは認識が甘かったようです。

夜、人通りのない暗い道は、極力歩かない!
でも我々のような仕事は夜が遅い!
夜間の住宅街は考えようによっては、犯罪者の狙い目かもしれません。
住民が寝静まっていれば、悲鳴をあげても誰も気づいてくれません。

もう一人のメンバーも、やはり自宅前でひったくりに遭いました。
彼女は大柄ですが、相手はバイクに乗っていたそうです。
この犯人は比較的すぐに捕まりました。
その近辺で何件も事件を起こしていたそうです。

私はネオンの見えない場所に住んだことがないので、
寝静まった住宅街を見るにつけ、こんな場所に住んで夜恐くないの・・・
と思ってしまいます・・・高級住宅地に住めないやっかみかも・・・

私の場合、引ったくり防止が目的というわけではないのですが、
両手が自由になるので、初めてニューヨークへ行って以来、
向こうで教えてもらった通り、ショルダーバッグを斜めがけしています。
当時・・今もかも・・ニューヨークでは引ったくりは日常茶飯事で、
自衛のためほとんどの女性はショルダーバッグ斜めがけ、
靴はすぐに走って逃げられるようフラットなスポーツシューズ。
職場でヒールに履き替えるとのことでした。
あまりの犯罪の多さに、犯罪撲滅よりもまず自衛をということでしょう。

はじめてニューヨークへ行くときはさんざん脅かされました。
歩道は車道側も家屋側も歩くな!
車でひったくる奴がいる!
家屋側を歩くと、わき道に引っ張り込まれてホールドアップに遭う!
金を出せと言われたら、ポケットに紙幣を何枚か入れておいてそれを出せ!
ゆめゆめ、内ポケットに手を入れてはいけない!
拳銃を出すと思われて、撃ち殺される!
ほんとに、ビクビクしながら歩いたものです。

その後のK'zツアーでも一応この教えを守って、
すぐに出せるポケットに10ドル札を2枚入れて歩いていたところ、
パークアヴェニューで、後ろから上品な女性二人に呼び止められ、
『お金を落とされましたよ、気をつけてね~』と手渡されました!

誰もが犯罪者ではない!
しかし油断してはいけない!

人の多い街中だからといって、決して安全とはいえません。

私が20代のころ、梅田の新阪急ホテルのトイレで襲われました。
地下のバーで仲間と飲んでいて、トイレへ一人で行きました。
11時前くらいでホテルの地下の飲食店はバー以外閉店し、とても静かでした。
そのときはトイレの入り口にドアがあり、
中へ入ってしまうと密室状態で、
中で声をあげてもトイレの外へは聞こえません。
私が個室に入ってしばらくすると、誰かがトイレに入ってきました。
私の隣の個室に入って、なんだかジャージャーとお水を流しています。

先に出て鏡の前で手を洗って、ふと顔を上げると、
私の隣の個室から若い男の子が出てきたのが鏡にうつりました。
その時にもまだ私は気がつかなかったのです。
・・・男子トイレと間違ったのねと吹き出しそうになったくらいです・・・
これを平和ボケといわずしてなんでしょうか!

それからが大変!
大乱闘です!
彼は私を個室内に連れ込もうとし、私は抵抗、
大声を上げてもトイレの入り口ドアが閉まっているため、
声が外へ届きません!
幸いなことに彼は私と同じくらいの背格好でした。
ずいぶん長く感じられましたが、あまりの抵抗に臆したのか、
声の大きさに辟易したのか、発見されるのを恐れたのでしょう、
私をおいて逃げて行きました。

もちろん、大声で『捕まえて~!!!』と人を呼んだのですが、
ちょうどその時刻、トイレのまわりには人通りもなく、
おまけにホテルと地下鉄への通り道へのシャッターが降りかけていて、
それが閉まる寸前に彼は潜り抜けて、ホテルの外へ逃げてしまいました。

多分その時間に、人が少なくなるのを知ってどこかに潜んでいたのでしょう。
女性が一人で入って来るのを待ち伏せて。
多分20歳になっていないくらいだと思います。
音をたてないようにランニングシューズを履いてました。
彼が刃物を持っていなかったのが幸いでした。
それ以来、
ホテルやビルのトイレに一人で行くときはいつもしっかり気を配ります。
知らない場所ではなるべく一人で行かないようにします。

それからしばらくして、新阪急ホテルへ行ってみたら、
女子トイレの入り口ドアは取り外されていました。

この法治国家日本で、こんな経験でもなければ、
いつか、どんな拍子に自分も危険な目に遭うかもしれないなどと、
想像してみることもできなかったでしょう。
誰にでも被害に遭う可能性はあるのです。

犯罪を呼び寄せないよう、犯罪者に隙をみせないよう、
出来る範囲でまずは自衛いたしましょう!

私、自転車愛好家です。

つまり、自動車の免許がないのですけど・・・

自転車は歩道を走ってもよいのです。
・・・確か、道路交通法で決まっているはずです。

で、自転車で歩道を走っていると・・・
その道は駅への通路で幹線道路の側道です。
公園の散歩道ではないのです。
狭い歩道に何人かの歩行者が横並びに、
道幅一杯を占領して歩いているのです。
なんとか追い越しの隙間をと窺うのですが、
ちんたら、たらたら雑談しながら、
急いでいるこちらの思いとは裏腹に、我関せずと歩いているのです。

あ~邪魔になる~どいて、どいて~ちょとは遠慮して歩いたらどうや~
・・・と思うのです。

チリチリチリとベルをならして、道を空けてもらいます。
一応礼儀上『すいません、失礼します』とは申します。

しかし、言葉とは裏腹に内心では、
『道幅一杯に横並びなんて常識のないやっちゃ、さっさとよけんかい!』
なんて思ってしまいます。
そして、鳴らしたベルの音に驚いて、
音のするほうへよけようとする歩行者を『鈍くさいやっちゃ!』と、
心の中で罵っているのです。
時には『あ、すいません』と
連れの歩行者を促して道を空けて下さる方もおられます。
が、大体はうるさそうな一瞥をなげて不服そうです。

反対に自分が歩行者の場合、立場は逆転、
一人で道の真ん中を歩いているときに耳元で鳴らされると、
『ここは歩道でっせ!邪魔なら車道を走りなさい!』と、思うのです。
あ~何たる自分勝手!
・・・しかし、私は数人で横並びなんてことは致しませんが・・・

そしておまけに、同じように鳴らされたベルの音に反応して、
その音のほうに勝手に体が動いてしまうのです。

われながら鈍くさい!とは思うものの咄嗟に音のするほうへ
よけてしまうのは何故なのでしょう?
何度も同じ経験をしながら、この反射作用は治りません。

ベルの音質がびっくり!を呼び起こすのでしょうか?
それともただの鈍くさい反射神経音痴?

声ならまだましかと、ベルを鳴らさず、『すいません、失礼します~』と、
声掛けにしてみました。
少し離れていると、自転車が来ているとわからないのでしょう、
大きな声を出さないと気がついてもらえませんでした。
何度も、『すいません、失礼します~』を繰り返すのがいやになって、
これはやめました。

多分耳のそばで急にベルが聞こえるので、そうなるのではないかと思い、
最近ではなるべく遠くからチリチリを鳴らし始めることにしています。
そして耳のそばで急にベルを鳴らす若い不心得者にも、
目くじらをたてないように努力しています。
おばさんは、そんなにすぐに飛びのけないのだよと、
心の中でつぶやきながら。

あ~それなのに、この私の心遣いも知らず、
狭い歩道を横並びでブラブラ歩きする人たちも、
信じられないスピードでチリチリと走り去る無法者も減りません。
困ったもんだ・・・

何も期待できないとは思いつつも、
せめて何かひとつぐらい成果をあげて欲しかったですね、
鳩山さん。

政策があまりにも現実離れしていて、
寝言言ってるのかと思ってました。
無い袖はふれぬということわざを知らんのかい・・・と。

ほとんどの国民は、
民主党に入れたくて入れたんじゃない、
他に選択肢がないからだったと思うのです。

支持したいと思えるような政党は見渡してもないけれど、
自分の生活は自分で守らなくては、そのための1票を
どぶに捨てるような真似は出来ない!
だから棄権はしたくない・・・と。


能天気なこと言ってるけど、
その一途なナイーヴさでひょっとするとこの閉塞状況を打開できるかも・・・
期待しないまでもあきらめずに見守っていたのに・・・

日本で使用されるナイーヴの意味は肯定的ですが、
本来は無知からくる純粋さというような意味で、
ちょっとズレてるという含みがあるのですね。

政治は決してきれいごとではありえない、
駆け引きに裏取引、清濁あわせ呑んで、
それでも日本国民のためにという信念を失わずに、
踏まれても、蹴られてもたちあがり、
仕事をしてくれるプロの政治家は、
お話の中以外にはもう育たないのでしょうか?



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プロフィール
HN:
びわももよもぎ
性別:
非公開
自己紹介:
枇杷、桃、蓬はもう一生食べられないアレルギー体質の私。
アレルゲン山ほどの世の中で、
負けずに闘う
アレル(荒れる?)バスター、
ここにあり〜だぞ!!!
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