大阪のJazz Studio"K'z"のブログ
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
旧暦8月15日の満月を、
中秋の名月と称するのだそうです。
これは借り物の合成写真ですが、
お月見といえばすすきですよね。
花屋さんの店先には、
「今日はお月見です!」と大書されて、
すすきをあしらった花束が、
出番を待ってました。
「月見団子」
上品な甘さのこしあんに抱かれた
白いお団子を噛むと、
気持ちのよい弾力があって、
おはぎとは違う食感です。
子供なりに、
特別な日の特別な仕立ての
食べ物だと理解していました。
親達は季節の移り変わりを愛でる日本人の約束事を
日常の中で教えてくれていたのだと、
最近になってしみじみ思い返します。
群生するすすきなど、
今の都会の子供達は目にする機会もないでしょう。
刷り込みのない者には花屋で見かけたすすきから、
お月見や秋の訪れを感じ取ることなど無理かもしれません。
前を向くだけで精一杯で、
夜空を仰ぎ見る余裕がなかった時代には、
月見団子も用無しでした。
時間だけはたっぷりあるのに、
今日の月は雲間にかくれんぼ・・・です。
PR