大阪のJazz Studio"K'z"のブログ
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若い友人の話です。
小学校のとき、ちょっと変わった子だった彼女は、
クラスでいじめられてられていたらしいのですが、
本人はいじめられていることにも気づいていなかったのだそうです。
ずっとあとになってわかったことですが、
担任の女性の先生はそれに気づいておられて、
本人の頓着せぬほがらかな様子に水をさすようなことはせず、
じっと注意深く見守ってくださっていたのです。
、
ある日、国語のテストで難しい漢字の読み方の問題が出ました。
設問にはこの漢字を読みなさいとあったそうです。
彼女にはちんぷんかんぷんで全く読めない字ばかりでした。
ひとつでも読めていたら、読み方を書いていたのでしょうが、
全く分からなかったので、答案の最後に小さくこう書いたそうです。
『読みました』
いくら小学生でも、
これが叱られるに値する行為であることは分かっていたので、
答案の返される日には、きっと0点がつけられて、
よびだされて叱られるにちがいないと、
小さくなっていたそうです。
名前を呼ばれて答案を受け取るときに、
先生は何も仰いませんでした。
点数のついていない答案用紙には、
『読みました』の下に、こう書いてありました。
『聞こえません』
私もこんな先生に受け持ってもらいたかったなあ・・・
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