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大阪のJazz Studio"K'z"のブログ
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人には必ず何かひとつぐらいの取り得があるものです。

ある人は、始めての場所でも地図なしで目的地に行き着ける!
・・・すばらしい方向感覚!!!

ある人は、異常(!?)に物覚えが良い!
・・・過去の出来事を(忘れて欲しい事まで)事細かに記憶している!

またある人は、起こさない限り、いつまでも寝ていられる!!!
・・・これを特技といえるかどうか・・・

B級グルメを自認する私の場合、
生来の食いしんぼゆえか、
何故か美味しいものに鼻が利くという特技が!

たとえば、店構えをみてこの店はいけそう!・・・とか。

この直感で開拓した飲食店は、ほぼ100%外れたことがありません!

でも大事を取って、まずはランチで試します。

最近ご近所にオープンしたこのお店もその中の一軒です。85c44324.jpg

『ゆいまーる』
沖縄料理(石垣島)のお店です。

これはある日の『ヘルシーランチ』
左上から右まわりで、
野菜サラダ、もずく酢、長芋の酢味噌かけ
あおさ汁、ごーやチャンプルー、ご飯。


飲み物は色々ある中から、さんぴん茶をたのみました。

                           3b753b3c.jpg  
 
これはデザートのトマトシャーベットです。
  
トマトのシャーベットははじめての経験でした。

自然の甘みと酸味が程よくて、口中がさっぱりしました。 

このシャーベットの上に乗っているのが
輪切りのシークァサー!  

すだちとよく似たこの柑橘は素晴らしい
料理の引き立て役です。

もずくの上にも乗っていて、
その香りと舌を刺さない優しい酸味が、
暑さで脱水状態になっている身体に、食欲を思い出させてくれました。
石垣島から取り寄せておられるそうです。   

店内にはスティールパンやウクレレのBGMが流れて 、
什器類も土地の香りのする沖縄仕様です。    

すべてがナチュラルで、島の風が吹いてくるようでした。

その後、夜にも行きましたが、
食い気が先行して写真を撮り忘れました。
詳細なご報告はまたの機会に!

八重山そばの器のなかでこちらを睨んでいるのは、4b0b0057.jpg
シーサーです!                      
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12日連続の猛暑!

滝のような汗とは誇張ではないと思い知りました!

こういう時に限って、続けて炎天下に外出せねばならない羽目に!

やっと駆け込んだ、とある有名チェーンのカフェ、
ほら、よくある店の外にテーブルと椅子をならべてカフェを気取る店です。

カウンターごしに注文して、セルフサービスで飲み物を席へ運ぶあれですよ。

目鼻立ちきりりと涼しげなお兄ちゃん、
『店内でお召し上がりですか?』
この炎天下に誰が木陰もパラソルもない外で飲むんじゃ!

だらだら汗ながして、タオルで拭いてるの見りゃ一目瞭然だろうが!

まあ、これはテイクアウトする人もいるかもしれないから許すとして・・・

『あぢ、あぢ、あぢぃ~、アイスティーくださ~い』

紅茶のメニューには、セイロン、ダージリン、アールグレイとある。

『アールグレイのアイスね!』

『アイスティーにはアールグレイはありません!』

紅茶のメニューを指差す私!

『それはホットティーです!』

ぽかんとする私!

『だからアールグレイのアイス!』

『アイスティーにはアールグレイはありません!』

再度メニューを指差す私!

『それはホットティーです!』
この頭の悪いおばはんめ!と顔に出ているお兄ちゃん!

『だからアールグレイのアイス!』と、いらいらする私。

『アイスティーにはアールグレイはありません!』
と同じフレーズを繰り返すお兄ちゃん。

しかしながら、このあたりでようやく事態が呑み込めてきた。

アイスティーは、アイスコーヒーと同じく、
量販店向け出来合いのパック入りを使用、
茶葉から淹れるのではないから、アールグレイはないということか!

しかしねえ君、どんなときでも、一つ覚えのマニュアルどうりの言葉でしか対応できんのかい!
客を怒らせず、納得してもらえるように自分の言葉で説明できんのかねえ、お兄ちゃん!

『ホットティーのアールグレイを、
氷を入れたタンブラーに注げばアイスティーやんか!』
『そんな簡単なことが何でできんのや!』と、
いじわるおばさんに変貌しようかという欲求がちらりと頭のすみに浮かんだけれど、
後ろで順番を待っておられる方に悪いなと諦めました。

ねえ君、いくら端整なお顔をしておられても、
そんなに融通がきかないんじゃ社会に出てから困るよ~!
(あっもう社会に出てる?多分アルバイトでしょう、社員だったら怒るぜ~!)

相手の身になって考えることが出来ない人種は、
特にサービス業には向かないね!
いやいや他の何にも向かないよ~!!!

おばさんは暑さで怒りっぽくなってるけど、
嘘は言わないよ~だ!!!
4ab44691.jpgこれ、何だかわかりますか?



買ったばかりのバラの花束です。



ママちゃりのうしろの荷物入れから飛び出して、
転落しました。




どこに転落したかといえば、efdf28a3.jpg
ここなのです!


カン、カン、カンと警報が鳴り響く踏切を
超特急で、突っ切ろうとした私。


線路で自転車が軽くジャンプしたところ、
衝撃で花束が飛び出しました。

気がついて振り返ったら、踏み切りは閉じてしまい、
拾いにいけません!


あ~無残な轢死バラになるかと、
信じてもいない神に祈りたい気持ちでした。

なぜか、映画でよくみる十字をきるあのしぐさが
こういう場面にぴったりだと頭に浮かびます!

人智の及ばぬ局面での神、仏頼みなのに、
信心深い仏教徒の母をもつ私が、
何故に『アーメン』と十字をきるのでしょうか?

このような状態で『何とか助けて~!』と願うのは、
合掌するよりも十字を切る方がふさわしいと
感じるのは何故なのでしょう?

私見ですが、多分合掌の持つ意味が、
現世の即物的な希望よりも来世への成仏を祈願するものと、
どこかに刷り込まれてしまっているのかもしれません。

この一瞬の哲学的(?)考察は、
電車の接近で破られました。

息を殺してみていると、
轟音とともに電車は行き過ぎ、
車輪の間から垣間見えるバラは、
風圧でふらふらと踊りながらも轢かれることはありませんでした。
                                 
 
そして、こんなに、元気に咲いてます!!!f8544c92.jpg
 
                         
生きていることのうれしさや幸運を
こんなに身近に、
手にとって感じられるなんて・・・


教えてくれてありがとう!


奇跡のバラ!かも・・・
前回の『夏休みの夜は更けて』の項で話題沸騰した、
2曲に対する考察です。

前出の『想い出のサントロペ』は、
作詞 MIchel Vaucaire  作曲 Francis Lai
創唱 Cora Vaucaire (作詞のMIchel Vaucaire の妻です)

この曲の初出が何年かはっきりしないのですが、
Cora Vaucaireの生年が1922年とあるので、
シャンソン歌手としてこの曲の内容を歌うには
年齢的にどんなに早くても1950年代以降であると思われます。

日本語訳詞は、

この夏はサントロペにはまいりません
お借りしたあの家にはまいりません
この夏はサントロペにはまいりません
他のどなたかにどうぞ貸してください

あなたの家はとても美しく海の夜風がいつでも吹いていました

この夏はサントロペにはまいりません
とても楽しみに仕度もすんだのに
この夏はサントロペにはまいりません
望みをなくし彼も今はいません

あなたの家はとても美しく幸せに満ちた去年の夏でした

この夏はサントロペにはまいりません
私も彼も二度とは行けません
やがて誰かが私を捕らえます

いとしいあの人を、今、殺しました

ここでいともやさしく穏やかな後奏が流れ、
独白がかぶります。

Mon cherie madame,
この夏はサントロペにはまいりません
今年もこれからも・・・

と、多分フランス語の詞では、
毎年借りている貸し別荘の女主人に宛てた手紙の形を取っているので、
書き出しとして、
Mon cherie madameが入っていると思われます。


さて、一方の
『Miss Otis Regrets』
作詞・作曲 Cole Porter
初出は1934年 ロンドンのSavoy Theatreでのショーです。
Porter自身、この曲はカントリーからインスパイアされたと語っています。

この曲の歌詞はMiss Otisという上流階級の女性の言葉を、
召使がLunchを約束していた女性に宛てて、
伝える形を取っています。

Miss Otis regrets
She’s unable to lunch today,Madame
Miss Otis regrets
She’s unable to lunch today
She is sorry to be delayed
But last evening down in lover’s lane she strayed,Madame
Miss Otis regrets
She’s unable to lunch today

When she woke up and found that
her dream of love was gone,Madame
She ran to the man 
who had led her so far astray
And from under her velvet gown
She drew a gun and shot her lover down,Madame
Miss Otis regrets
She’s unable to lunch today

The mob came and got her 
and dragged her from the jail,Madame
They strung her 
upon the old willow across the way
And the moment before she died 
She lifted up her lovely head and cried,Madame
Miss Otis regrets
She’s unable to lunch today

Miss Otis regrets
She’s unable to lunch today

Miss Otis は残念に思っております
ランチをご一緒できなくて・・・からはじまり、
多分箱入り娘だったこの女性が、
悪い男にだまされ、捨てられて、
その男を銃で撃ち殺し、
暴徒の群れに留置場から引き摺り出されて
柳の木に吊るされるまでが召使の言葉で語られます。

この両曲における類似点は、
いわゆる愛憎のもつれの女性によるMurder Songであることと、
多少ひねりはあるものの、シチュエイションの語り口が、
手紙と召使の伝聞というドラマを見るようなアプローチであることです。

洋の東西を問わずこの手の話は世間を賑わす材料としては、
ありふれた話で、アメリカとフランスで同時に書かれたとしても、
不思議はないのかもしれませんが、その切り口があまりに似ているので、
メンバーの『おんなじやんか!』発言となったわけです。

まず、初出はPorterは1934年とはっきりしています。
先にも書いたように『サントロペ』を最初に歌ったCora Vaucaireは
1922年生まれなので作品としては、Porterの『Miss Otis』のほうが
先に発表されているのは間違いないと思います。

PorterはながらくFranceで暮らし、
有名なシャンソン歌手のEdit PiafはPorterの『Miss Otis』を歌っているのです。
そしてMichel VaucaireというCoraの夫は、
Edit Piafに楽曲を提供しています。

そこで私としては、推察の域をでませんが、
Michel Vaucaireは『Miss Otis』にインスパイアされて、
後年『サントロペ』を書いたのではないかと考えます。

何よりもこの二つの曲が悲劇であるにもかかわらず、Majorで書かれていることです。
この時代のシャンソンにこの内容でMinorが使われないのは稀有なことと言えます。

『サントロペ』の作曲者Francis Laiは後に映画音楽で一世を風靡しました。
『男と女』『白い恋人たち』『ある愛の歌』など、
我々の学生時代にはリアルタイムのヒットナンバーでした。
彼らがこの時代にアメリカ音楽の影響を受けていないはずはなく、
きっと作詞・作曲の二人は『Miss Otis』を意識したに違いありません。

『フランス版のMiss Otisを書いてみよか!』てな言葉が交わされたかも・・・

結論として、
名曲『想い出のサントロペ』は『Miss Otis』なくしては、生まれ得なかった!
・・・勝手な想像ですが・・・何かうれしい!

K’zの夏休み・・・合宿と呼んでいます。

・・・どこにも歌ってる写真がない・・・って

K’z合宿は親睦、親睦、親睦を旨としているのです!

日常に溢れる歌を自然の中で満喫する!
・・・これが目的なのです。

昼間は童謡・唱歌シリーズ。
海からあがってお風呂の順番を待つ間に大合唱!
子供時代の刷り込みはすごい!
次から次へと出るわ、出るわ!
子供たちもびっくり!
ユニゾンから、ハモりが自然発生・・・あ~楽しい!
これぞ音楽!!!

夜も更けて子供たちが寝静まると・・・
アカデミックな問題提起の時間です。

打ち寄せる波音が耳に心地よく、
アルコール度数も上がったところで、
シャンソン歌手のT嬢、
『この夏は、サントロペにはまいりません』と歌い始めました。

『想い出のサントロペ』というドラマティックシャンソンの最初のフレーズです。
サントロペは南仏の避暑地。
フランスの中流階級のこの歌の主人公が
毎年のヴァカンスで訪れる土地です。

この歌はこの主人公が避暑のために毎年借りている
別荘の持ち主に宛てて書かれる手紙として歌われます。

この夏はサントロペにはまいりません
お借りしたあの家にはまいりません
この夏はサントロペにはまいりません
他のどなたかにどうぞ貸してください

この夏はサントロペにはまいりませんというフレーズが繰り返し歌われて
ドラマは進行します。

彼女は恋人と毎年の夏をそこで過ごしていたのです。

この夏はサントロペにはまいりません
私も彼も二度とはいけません

やがて誰かが私を捕らえます

いとしいあの人を今、殺しました・・・と終わるのです。

これをはじめて伴奏した際のN嬢、
最後のフレーズで『びっくりして、コケました!』

さてそれから、殺しの道具は何か?からはじまって、
フランスのヴァカンス事情までに話はおよび、
さすが文化度の高い我々(?)のアカデミックナイトと自画自賛!

一段落したところ、メンバーの一人が言いました。

『Miss Otis Regrets』とおんなじ内容やね!

さあ、ここからがまた大変!

Cole Porter作品の『Miss Otis Regrets』との類似点が
俎上にあげられて議論沸騰!

どちらかがコンセプトをパクったに違いない!
究明せねば!となりました。

そして、私がこの研究課題を宿題として持ち帰ったのです。
この続きはまた次回に!
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びわももよもぎ
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自己紹介:
枇杷、桃、蓬はもう一生食べられないアレルギー体質の私。
アレルゲン山ほどの世の中で、
負けずに闘う
アレル(荒れる?)バスター、
ここにあり〜だぞ!!!
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