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大阪のJazz Studio"K'z"のブログ
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 台風一過、                    a4b10263.jpg
早朝の蝉しぐれが一斉に始まりました。

You Tubeでしらべたところ、
どうやら、ニイニイ蝉とクマ蝉が
早朝の大合唱の主のようです。

自然はすべてお見通し、
台風の予兆で荒れ模様の前日は、
雨も降っていないのに、
蝉の声がしませんでした。

台風情報では、この大型台風は
まだ関西地方を通過していないと
告げているのに、
蝉が鳴き始めたのでもう大丈夫と、
洗濯物を干しました。

きっと昔の人は、自然からこうして啓示をもらっていたのでしょう。

文明の発達が置き去りにしてきた沢山のことを、
大切にしなければ・・・と最近痛切に思います。

d28135e7.jpg16年前の阪神淡路大震災の日のこと。

その前日、
東京にいた私は本来なら
もう一泊するはずでした。
が、なにやら気が急いて、
最終の新幹線に飛び乗りました。
1月16日、
東京は凍てつく寒さでした。


新大阪に着いたら、
空気がむっとするような生暖かさで、違和感を感じました。
タクシーを降りて、空を見上げると、
赤いというか、
まるでオレンジのようなぎょっとするほど
大きな月が目の前に迫ってきました。
何か変だな〜何でこんなに空気が淀んだ感じがするのかしら・・・と。
地震とは全く縁がないと思い込んでいた我々関西人でした。

今になって思えば、
きっと自然は私達に教えようとしていたのではないか、
遠い昔に自然と共生していた人類が持っていたはずの感覚で、
災厄を予知することを・・・なんてあとで思いました。

私は超常現象信者ではありませんが、
これまでに何度かある種の感覚を経験したことがあります。


それは、深く関わった相手に対する思いから生じた妄想かもしれませんが、
その時には気付かず後になってあれがそうだったのかも・・・
というような感覚です。

最初は母の亡くなった日でした。          6c6a7ad5.jpg
翌日の葬儀場での通夜まで、
病院の霊安室に
遺体を預かってもらうことに
なりました。
母を一人病院に残すのは
可哀想でしたが、
狭い集合住宅の我が家には
連れ帰れなかったのです。
葬儀の手配を済ませてから、
霊安室に顔を見に行きました。
低温で安置されている母に、
『じゃ、うちに帰るからね』と声に出して告げました。
その途端、左の肩がぐっと重くなったのです。
その時は誰にもその話をしませんでしたが、
『あ〜、きっと母は一緒にうちに帰るつもりなんだ』と、
一人納得したのです。

その次は、友人が亡くなった日のことです。
バカボンのディベートの練習につき合っていた冬の夜、
何とも言えない、憂鬱で重苦しい気分が追い払えずにいました。
そんな気分になる状況ではなかったので、余計に不思議でした。
翌日彼女の娘から、部屋が片付いていて本人がいない、
遺書めいたものが残されていると電話があった時は、
すぐに警察に保護願いを出すように告げましたが、
もうその時には彼女がどこでどうしているのか、
分かっていたような気がします。

そして彼女の49日の日、
家族と数少ない友人が集まっての僧の読経の最中に、
ぐーんと引き込まれるような眠気とともに、
両肩にずっしりと重みがかかってきました。
『今、ここに来てるのね』と勝手に解釈しました。

それからも何度か深く思いやる人の臨終前に、
同じ状態が訪れることがあります。
何だかむやみに眠くて身体が重いなあ〜と思っていると、
『危篤状態だ』と、連絡が来ます。

しばらくして、私の身体が楽になると、
『もうダメかも、意識がない』との連絡が。

その時には、臨終の床で呼吸はしていても、
魂はきっともう旅立ったのねと理解するのです。

これはすべて私の勝手な思い込みで、
死に行く人に対する私の思いが、
自分に都合のよい解釈をさせているだけなのかもしれません。

起ってしまった事に後から霊的な解釈をつけるのは、
部外者からすれば眉つばものでしょうし、
私自身若い時にはこの手の話は全く信じていませんでした。

が、しかし多くの別れを経験すると、
こんなことがあってもおかしくはないという気になります。

歳をとり、現実世界への剥き出しの執着心が薄れて来ると、
太古の昔にはすべての人間に備わっていた、
第六感、Sixth Senseとやらが息を吹き返して来るのかも。

くれぐれもお間違いなく、
私は霊能相談所を開設する気は全くありません!
あ〜、それができれば儲かるだろうに〜!!!   7c0afb9a.jpg
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プロフィール
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びわももよもぎ
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自己紹介:
枇杷、桃、蓬はもう一生食べられないアレルギー体質の私。
アレルゲン山ほどの世の中で、
負けずに闘う
アレル(荒れる?)バスター、
ここにあり〜だぞ!!!
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